英語がうまくなる50のコツ Part 3
海外の英語学校で学ぶ日本人の学生の目に、最も印象的に映るのは何でしょうか。それは他国の学生が頻繁に質問する姿です。他国の学生のなかには、講師が話の途中の時に質問したり、本題から外れる内容や、説明済みのことを質問する人もいるでしょう。そんな彼らの姿は、「質問は後にしろ」「つまらない質問はするな」と教えて込まれてきた日本人にとって、授業の妨げになることになり、一種のカルチャーショックです。
しかしながら、彼らのようにどんなことでも積極的に質問することは、英語上達の鍵です。つまらない質問はありません。相手の話に関心を持って、聞きたいことはどんどん聞くようにしましょう。さらに言わせてもらいます。たとえ質問したいことがなくても質問してください。もし当てられたら“I forgot my question”と言えばいいのです。それでも質問しないよりはましです。
たださすがに“I forgot・・・”と何度も繰り返すわけにもいかないですね。そう思うようになって質問を考えることから学びが深まっていくわけです。
日頃このように学生には「何でも質問しろ」、そして“There is no silly question(つまらない質問は何もない)”と言っていますが、“How old are you?(おいくつですか)” “Are you married?(結婚していますか)”のようなパーソナル・クエスチョンは、初対面の人には聞かない方が良い質問であることは覚えておきましょう。
学生に質問しろと語っているからにはと、私自身何かの講習会に出れば、積極的に質問しています。数年前にカナダで会社の予算作成のセミナーに参加した際も、ある言葉の意味がわからず質問しました。講師による回答は、「俗語で『おしり』の意味です」というものでした。よりによってそんな言葉をみんなの前で説明させてしまったわけです。講師の先生はちょっと恥ずかしがっていましたが、でもまぁいいじゃないですか!笑