第2章: あなたが他人を分かってあげられない理由
あなたが他人を分ってあげられない理由
セルフチェック
次の 1から6 各項目のAとBの文章を読み、あなたの考えにより近いと
思うものをどちらか選んで、Aの数とBの数を数えてみてください。
1 A その人のおかれている立場で、自分ならどうしてほしいかよく考えて、
そのようにしてあげる。
B 自分にとってはあまり意味がないと思えるようなことであっても、
その人がしてほしいと思っているだろう。
2 A 自分が以前同じような経験をしたことがあると、その時のことを
思い出してアドバイスする。
B その人にとっての意味をよく聞いて理解してからではないと自分の
アドバイスは述べない。
3 A 自分がそうしてもらったら嬉しいと思うことをしてあげれば、
他の人にも喜んでもらえると思う。
B 自分がそうしてもらったら嬉しいと思うことをしてあげても、
他の人は喜ばない事もあるだろう。
4 A ある状況下で人が感じる事は大体皆同じようなものである。
B 想像の範囲でしかありえなくとも、その人になったつもりで感じてみる
5 A アメリカでは学費を両親に払ってもらえず、自分で働きながら大学に行く
学生も多いとは、大変気の毒な事である。
B 私なら子供の教育費は面倒見るだろうが、アメリカでは両親が学費を
払わないで、自分で働きながら大学に行く学生が多い事が理解できる。
6 A 韓国では目上の人の前で煙草をすうべきでないそうだが、礼儀作法が
厳しくて気詰まりのすることだろう。
B 私にとってはそこまで気を使わなくてもと思う事だが、韓国では目上の人
の前で煙草をすうべきではないという儒教的精神を大切にしているのだろう。
Aの数( )
Bの数( )
さて、セルフチェックの合計結果は、AとBのどちらの数が多かったでしょうか?
AとBどちらの選択肢も間違った答えではありませんが、それぞれ異なる
前提の 態度から書かれていることに気がついたでしょうか?
Aはシンパシー(同情)的態度を、Bはエンパシー(共感)的態度を示しています。
Aの文章が誤りというわけではありませんが、文化的背景が異なる相手と
接するときには、 うまくいきにくいことが予測されます。
(出典:異文化コミュニケーション・ワークブック、三修社、八代京子,他著)
エンパシーとは、
Empathy is the ability to share another person’s feelings and emotions
as if they were your own.
能力(スキル)ということですから、一朝一夕には身につかないものである
と言うことを知った上で、その理解を深める必要があります。
あなたが外国に来て、英語で効果的なコミュニケーションを行うには、
あなたが外国人や 異文化と接する場合に、どんな「私」でいるか、
知らねばなりません。
そして、そんな私をメガネにたとえると、人は誰でも独自のメガネを通して
周りの人や モノを見ていることに気づくはずです。
メガネで見る世界は、「度」が合ってないかも?
従って、あなたが外国や異文化を観察するときにかけている「メガネ」を知る
ことはとても大切です。
あなたは「否定型」でしょうか?
「自文化型」でしょうか?
「「自己閉鎖型」でしょうか?
1)否定型
相手の考え方が自分と違うからといって
「それはよくない」などと判断していませんか?
2)自文化中心型
あなたは自分の文化のフィルターを使って世界を見ていますか?
それとも、他の文化からの物の見方をするように努めることがありますか?
3)自己閉鎖型
自分のことを自分から相手に話す方ですか?
相手が自己開示した場合、あなたも自己開示するよう心がけていますか?
確かに一つの文化で生まれ育った場合、
自然とその文化の倫理や価値観が身につきます。
それが文化と違うと分った瞬間から、どのようにして
その価値観や違いを判断してよいのか分らなくなり、
混乱したりするものです。それだけではありません。
中には、そのために心理的負担をかかえて悩む人もいます。
あなたはどんな「私」でしたか?
一つの文化、価値観に染まることのない「私」でしょうか?
様々な国の人々の考え方、暮らし方、
理解できる「私」でしょうか?
文化が違えば、考え方が違って当然。
まずは相手の考え方を理解し、
尊重しようという視野が必要です。
あなたはいつのまにか、自分の接する人や物に対して、
好き嫌い、望ましい、望ましくないといったメガネを
かけるようになっていることを自覚しましょう。
本当に違った文化背景を持った人々を理解しようと思うと、
まずは自文化を基準にしたものの見方から抜け出すこと、
そして、努めて他の文化から物の見方をしてみることです。
何故なら、異なる文化を理解することは、
自分と自文化への理解を深めることにつながるからです。
あなたがカナダに来て気づくことがあります。それは
カナダ人と最初は共有する部分が少ないかも知れませんが、
徐々に経験を共にし、新しい相手と自分を発見できれば、
共感できる可能性が高くなっていくことが予想できます。
うまく意思疎通が図れないのは
相手が日本人のことが分らないだとか、
自己主張が強すぎるだとか、
相手側だけに責任を押し付けていませんか?
自分の心の中に、
私は日本人だからといった甘い考えが存在し、
相手に自分を分ってもらうことだけでなく、
相手のことも分ろうとすること
怠っていませんか?
爆発的なセールスを記録するヒッキーこと宇多田ヒカル。
若者の内面を代弁しているのかも。
勝ち組、負け組みの非情な選別への抵抗か?
彼女が作詞するラブソング。
「相手の立場でモノを考え、相手の身になって書く」
彼女は、英語や異文化コミュニケーションを通して、
「共感」できるスキルを身に付けたのだろうか?
日本テレビ系ドラマ「瑠璃の島」
主題歌『ここにしか咲かない花』Byコブクロ。
ドラマのロケ地となった鳩間島に赴いた小渕健太郎。
実際に島の人たちと触れ合った体験をストレートに表現。
2005年シングル・ベスト・ヒット50の第15位にランク。
エンパシーは、あなたがバンクーバーにきた理由に関わらず、
誰でも異文化コミュニケーションを経験する上で、
心得ておかねばならない大切なスキルだと知りました。
そして、英語で話す相手の「違い」や「よく分らないこと」と
どうやったらうまくいくか、考えたことでしょう。
誰かと通じ合えるから力がわく。
他人を分ってあげる「私」とはどんな人だろう?
“まぁー、ゆうてみなはれ”
セルフチェック
次の 1から6 各項目のAとBの文章を読み、あなたの考えにより近いと
思うものをどちらか選んで、Aの数とBの数を数えてみてください。
1 A その人のおかれている立場で、自分ならどうしてほしいかよく考えて、
そのようにしてあげる。
B 自分にとってはあまり意味がないと思えるようなことであっても、
その人がしてほしいと思っているだろう。
2 A 自分が以前同じような経験をしたことがあると、その時のことを
思い出してアドバイスする。
B その人にとっての意味をよく聞いて理解してからではないと自分の
アドバイスは述べない。
3 A 自分がそうしてもらったら嬉しいと思うことをしてあげれば、
他の人にも喜んでもらえると思う。
B 自分がそうしてもらったら嬉しいと思うことをしてあげても、
他の人は喜ばない事もあるだろう。
4 A ある状況下で人が感じる事は大体皆同じようなものである。
B 想像の範囲でしかありえなくとも、その人になったつもりで感じてみる
5 A アメリカでは学費を両親に払ってもらえず、自分で働きながら大学に行く
学生も多いとは、大変気の毒な事である。
B 私なら子供の教育費は面倒見るだろうが、アメリカでは両親が学費を
払わないで、自分で働きながら大学に行く学生が多い事が理解できる。
6 A 韓国では目上の人の前で煙草をすうべきでないそうだが、礼儀作法が
厳しくて気詰まりのすることだろう。
B 私にとってはそこまで気を使わなくてもと思う事だが、韓国では目上の人
の前で煙草をすうべきではないという儒教的精神を大切にしているのだろう。
Aの数( )
Bの数( )
さて、セルフチェックの合計結果は、AとBのどちらの数が多かったでしょうか?
AとBどちらの選択肢も間違った答えではありませんが、それぞれ異なる
前提の 態度から書かれていることに気がついたでしょうか?
Aはシンパシー(同情)的態度を、Bはエンパシー(共感)的態度を示しています。
Aの文章が誤りというわけではありませんが、文化的背景が異なる相手と
接するときには、 うまくいきにくいことが予測されます。
(出典:異文化コミュニケーション・ワークブック、三修社、八代京子,他著)
エンパシーとは、
Empathy is the ability to share another person’s feelings and emotions
as if they were your own.
能力(スキル)ということですから、一朝一夕には身につかないものである
と言うことを知った上で、その理解を深める必要があります。
あなたが外国に来て、英語で効果的なコミュニケーションを行うには、
あなたが外国人や 異文化と接する場合に、どんな「私」でいるか、
知らねばなりません。
そして、そんな私をメガネにたとえると、人は誰でも独自のメガネを通して
周りの人や モノを見ていることに気づくはずです。
メガネで見る世界は、「度」が合ってないかも?
従って、あなたが外国や異文化を観察するときにかけている「メガネ」を知る
ことはとても大切です。
あなたは「否定型」でしょうか?
「自文化型」でしょうか?
「「自己閉鎖型」でしょうか?
1)否定型
相手の考え方が自分と違うからといって
「それはよくない」などと判断していませんか?
2)自文化中心型
あなたは自分の文化のフィルターを使って世界を見ていますか?
それとも、他の文化からの物の見方をするように努めることがありますか?
3)自己閉鎖型
自分のことを自分から相手に話す方ですか?
相手が自己開示した場合、あなたも自己開示するよう心がけていますか?
確かに一つの文化で生まれ育った場合、
自然とその文化の倫理や価値観が身につきます。
それが文化と違うと分った瞬間から、どのようにして
その価値観や違いを判断してよいのか分らなくなり、
混乱したりするものです。それだけではありません。
中には、そのために心理的負担をかかえて悩む人もいます。
あなたはどんな「私」でしたか?
一つの文化、価値観に染まることのない「私」でしょうか?
様々な国の人々の考え方、暮らし方、
理解できる「私」でしょうか?
文化が違えば、考え方が違って当然。
まずは相手の考え方を理解し、
尊重しようという視野が必要です。
あなたはいつのまにか、自分の接する人や物に対して、
好き嫌い、望ましい、望ましくないといったメガネを
かけるようになっていることを自覚しましょう。
本当に違った文化背景を持った人々を理解しようと思うと、
まずは自文化を基準にしたものの見方から抜け出すこと、
そして、努めて他の文化から物の見方をしてみることです。
何故なら、異なる文化を理解することは、
自分と自文化への理解を深めることにつながるからです。
あなたがカナダに来て気づくことがあります。それは
カナダ人と最初は共有する部分が少ないかも知れませんが、
徐々に経験を共にし、新しい相手と自分を発見できれば、
共感できる可能性が高くなっていくことが予想できます。
うまく意思疎通が図れないのは
相手が日本人のことが分らないだとか、
自己主張が強すぎるだとか、
相手側だけに責任を押し付けていませんか?
自分の心の中に、
私は日本人だからといった甘い考えが存在し、
相手に自分を分ってもらうことだけでなく、
相手のことも分ろうとすること
怠っていませんか?
爆発的なセールスを記録するヒッキーこと宇多田ヒカル。
若者の内面を代弁しているのかも。
勝ち組、負け組みの非情な選別への抵抗か?
彼女が作詞するラブソング。
「相手の立場でモノを考え、相手の身になって書く」
彼女は、英語や異文化コミュニケーションを通して、
「共感」できるスキルを身に付けたのだろうか?
日本テレビ系ドラマ「瑠璃の島」
主題歌『ここにしか咲かない花』Byコブクロ。
ドラマのロケ地となった鳩間島に赴いた小渕健太郎。
実際に島の人たちと触れ合った体験をストレートに表現。
2005年シングル・ベスト・ヒット50の第15位にランク。
エンパシーは、あなたがバンクーバーにきた理由に関わらず、
誰でも異文化コミュニケーションを経験する上で、
心得ておかねばならない大切なスキルだと知りました。
そして、英語で話す相手の「違い」や「よく分らないこと」と
どうやったらうまくいくか、考えたことでしょう。
誰かと通じ合えるから力がわく。
他人を分ってあげる「私」とはどんな人だろう?
“まぁー、ゆうてみなはれ”
